羽のデザインでお馴染!
バルベーラのお手本のようなワイン
【バルベーラ ダスティ】
生産者:ラバヤ ディ ブルーノ ロッカ
DOC:バルベーラ ダスティ
品種:バルベーラ100%
【醗酵・熟成】
縦型ステンレスタンクで発酵。
タンニンが豊富なので、過度の抽出を避けるよう優しくゆっくり発酵させます。
14〜16ヶ月間バリックで熟成。バリックはほとんどが古樽。
歴史は浅く、1950年代前半に現当主ブルノの父フランチェスコと母マリア・アデライドが
バルバレスコ村中心部から現在のラバヤの地に移住したのが始まり。
父が亡くなりブルノに代替わりとなった81年にボトリングを開始。
30年の歴史しか持たない若い造り手ながら今や他の造り手達も認めるバルバレスコを代表する造り手となっています。
30年前、バルバレスコにはテロワールという概念がなく畑ごとの土壌の違いやミクロクリマの違いを
ワインに表現するという考えを持った造り手は
皆無だったという。
ブルーノは年に数回ブルゴーニュに渡り土壌の扱い方、栽培、醸造までを学んだそう。
『バリックの導入もブルゴーニュの影響だ。でも勘違いしないで欲しい。バリックの香は大嫌い。
葡萄に力があるからバリックが必要になる。これは自然なことだ。
バリックの風味ではない。バリックの酸素供給能力が必要になる。
36ヶ月以上熟成乾燥させたバリックは香もタンニンも控えめ。
酸素をある程度供給しながら発酵熟成させることだけが重要なんだ』
ブルーノは多くのことを実際のワインで試している。
一時期はロータリーファーメンターを活用し速やかな抽出と色素の安定に取り組んだこともあったが
現在では縦型ステンレスタンクでの発酵に戻している。横型の発酵容器では果帽が常にワインに漬かっている状態になり調整が効かないが縦型であれば果帽が上部で完全にはワインに漬からずルモンタージュの仕方、回数によって調整ができる。
一方、畑では化学肥料は一切使用されない。
近年ではボルドー液も使用しないという。
『ボルドー液の毒性は6ヶ月以上もの間畑に残留するが
我々が使っている天然硫黄は2週間で土に戻る。大きな違いだと思わないか?
それにボルドー液の主原料である銅はネッビオーロの命である酸度を下げることに繋がる』